
自動車教習所に通っている方で、教官が怖いと感じている方は多いのではないでしょうか。
最近は、「ほめて伸ばす」がモットーの教習所や、教官全員が教習での接し方に関する検定に合格しているという教習所もありますが、昔ながらの指導をしている教習所も多いようです。
教官に怒鳴られたり、厳しく叱られたり、大げさにため息をつかれたりしたら、怖くて教習所に行く気がしなくなってしまう人もいます。
そこでこの記事では、教習所の教官が怖い理由と、その対処法や相談先についてまとめて紹介します。
教習所の教官が怖い3つの理由
教習所の教官が怖い理由は、以下の3つです。
- 厳しく指導するのが「義務」だから
- 命がかかっているから
- 教習生のメンタルを鍛えたいから
それぞれ詳しく見ていきましょう。
安全運転のために厳しく指導する必要があるから
教習所の教官が厳しく指導するのは、教官の性格の問題だけではありません。
安全運転の指導を徹底するために、教習所の指導員は丁寧かつ適正に教習を行うように教育されています。
「丁寧な教育」を行うように教育されているにも関わらず教官が厳しいのは、「教習生が安全運転するためにはっきり言う必要がある」と判断したからです。
自動車免許は、一定の期間内に安全運転のための技術と心構えを身につけることが必要です。
そのため、教官は多少厳しくても、言うべきことははっきり言う義務があるのです。
命がかかっているから
教官が厳しいのは、教習生の命がかかっているからでもあります。
車の運転は、常に事故ととなり合わせです。
ほんのちょっとしたミスで、命にかかわる大事故を起こしてしまう危険性があります。
そのため、免許取得までに、しっかりと安全運転の技術や心構えを叩き込む必要があるのです。
教習生のメンタルを鍛えるため
実際に路上を運転していると、あおり運転や無理な車線変更、ウィンカーを出さずに右折など、危険な運転をする人が多くいます。
危険運転に出会った時に、いちいち動揺してしまうと、自分も事故に巻き込まれかねません。
したがって、ドライバーは常に平常心でいられる強いメンタルが必要とされます。
助手席から飛ばされる教官の怒声を、気にしないでいられるくらいのメンタルが求められているのです。
怖い教官への5つの対処法
怖い対処法は、以下の5つです。
- 元気にハキハキとあいさつや返事をする
- 運転が下手でも一所懸命さをアピールする
- 理不尽でもとりあえず言うことを聞く
- 予習復習をしっかりしてから受講する
- 教官が不快になる言動はしない
一つひとつ詳しく見ていきましょう。
対処法1:元気にハキハキとあいさつや返事をする
元気なあいさつや返事は、教官に良い印象を与えます。
教習を始める前に、「こんにちは。よろしくお願いします!」と元気にハキハキとあいさつすることで、やる気をアピールすることができます。
また、教官が何を言っても「はい!」と返事をすることで、まじめにやっているという印象を与えることも可能です。
やる気があって、素直で、まじめに取り組んでいる生徒を、むやみに怒る教官はそうはいません。
教官に少しでも好印象を持ってもらえるように、まずは笑顔で元気にあいさつから始めてみましょう。
対処法2:運転が下手でも一所懸命さをアピールする
運転の上手い下手、得意不得意は、どうしてもあります。
しかし、教官は下手な運転にも慣れています。
運転が下手だという理由で、委縮する必要はありません。
下手なりに、一所懸命やっているという姿勢をアピールすれば、きちんと教えてくれます。
わからない時はわからない、できない時はできないとはっきり言って、指導をお願いしましょう。
それでも「こんなこともできないのか!」など理不尽に怒鳴られたりした際は、パワハラとして訴えることも一つの方法です。
対処法3:理不尽でもとりあえず言うことを聞く
理不尽に見える厳しい指導や指摘を受けた時は、思わず反論したくなる人もいます。
しかし、そこはグッと我慢して、とりあえず「はい」と言いましょう。
教官はきちんとした知識と技術を持った運転のプロです。
理不尽に思えても、とりあえず言うことを聞いていれば、いつか納得する瞬間が来るかもしれません。
教官は、生徒に安全運転ができるようになってほしくて指導しています。
とりあえず言うことを聞くことで、怒りを収めることもできます。
対処法4:予習復習をしっかりしてから受講する
教習を受けたら、必ず復習して、確実に覚えておくようにしましょう。
一度習ったことができないと、まじめに取り組んでいないと思われる可能性があります。
また、次の教習内容を予習しておくことで、教官の指導がよくわかるようにもなります。
予習復習をしっかりしてから受講することで、教官に怒られる頻度を減らすことが可能です。
対処法5:教官が不快になる言動はしない
教官が不快になる言動とは、たとえば以下のようなものです。
- 運転に適していない服装で行く
- 前回の教習の内容を覚えていない
- 教官の指摘に「わかってます」「知ってます」などと返す
- だるそうな表情や姿勢で運転する
- 不まじめな態度をとる
このような言動をすると、優しい教官でも不機嫌になってしまいます。
教習には、元気に、素直に、まじめに、一所懸命取り組みましょう。
教官が怖すぎる時の相談先
怖い教官に必死に対応しても、どうしても怖すぎて教習を受けるのがつらい時は、遠慮せず相談しましょう。
相談先は、主に以下の3つです。
- 教習所の受付・相談窓口
- 教習所の指導員責任者
- 公安委員会
それぞれ詳しく見ていきましょう。
教習所の受付・相談窓口
まずは教習所の受付や相談窓口に相談しましょう。
教習所によっては、担当教官を替えてくれるところや、教官を指名できるところもあります。
教官が嫌で教習所に通えなくなってしまっては教習所としても本末転倒なので、相談すれば、親身になって対応してくれます。
やめてしまう前に、一度窓口に相談してみましょう。
教習所の指導員責任者
受付などの窓口に相談しても、らちが明かない場合は、教習所の指導員責任者に相談する手もあります。
指導員責任者は、すべての指導員を統括する立場にあるため、あまりにも理不尽だと感じる教官がいれば責任者に伝えることで、その教官に指導を入れてもらえるかもしれません。
公安委員会
もしも、体罰やパワハラ、セクハラなどがあった場合は、公安委員会に相談しましょう。
たとえば、以下のような場合です。
- ミスをしたら頭を叩かれた
- 指導をする時に、不必要に身体に触られた
- 卑猥な発言や質問を何度もしてきた
- 人格や人間性を否定するようなことを言われた
- 「バカ」「死ね」など暴言を吐かれた
明らかなパワハラやセクハラがあった場合には、行政処分もあり得ます。
一人で抱え込まずに、すぐに相談するようにしましょう。
教官が理不尽に怖い時は窓口に相談しよう
教官が怖い理由と対処法・相談先をお伝えしてきました。
対処法を試しても効果がなく、やはり理不尽な扱いをされて怖いと思うときは、まず教習所の窓口に相談しましょう。
教習所は、教習生に免許取得して卒業して欲しいと思っているため、できる限りの配慮をしてくれるはずです。
「教官が怖くて教習所に行くのが苦痛」という方がいれば、まず窓口に相談するのをおすすめします。


