【図解】合宿免許のスケジュール例!1日の流れ&全体の進行イメージを紹介

合宿免許に参加する予定があったり合宿免許を検討している場合、どんなスケジュールで免許を取得するのか気になっている方は多いのではないでしょうか。

通学免許は平均2〜3か月かけて免許を取得しますが、合宿免許は約2週間という短期間かつ住んでいるところとは違う土地で免許を取得することになるため、不安に思うのは当然です。

この記事では、合宿免許の1日の流れや全体の進行イメージについて解説していきます。

合宿免許の1日の流れ

ここでは、合宿免許の1日の流れを説明します。

起床・朝の準備

教習所によりますが、起床は大体6時~7時と早いです。

起きたら、朝の支度をして教習の準備をし、食堂に向かいます。

朝食

7時~8時ごろから朝食になります。

朝食は、宿舎の食堂で他の教習生と一緒に食べることが多いです。

宿舎によっては、ブッフェスタイルのところもあります。

ホテルステイの方は、ホテルの食堂で朝食をとります。

午前の教習

8時30分~9時頃、午前の教習が始まります。

教習は1時限50分となっており、技能教習と学科教習があります。

午前中は4限目までありますが、その中の1時限は空き時間になることが多いです。

昼食・昼休み

12時30分〜1時頃から、1時間程度昼休みです。

そこで、昼食を食べます。

昼食は、宿舎の食堂に戻って食べるところと、弁当が出るところがあります。

自炊プランの方は、買いに行くことも可能です。

午後の教習

1時30分~2時頃から、午後の教習が始まります。

午後は5時限~9時限まであります。

午前と同じように1時限以上空き時間があることが多いです。

夕食

19時頃からは夕食です。

食事付きプランの方は、基本的に宿舎の食堂で食べることになります。

自炊プランの方は、自分で夕食を用意して自室で食べるか外食するかを自分で決めることができます。

自由時間

夕食の後は自由時間になります。

自由時間は、自分の部屋や共有スペースで過ごします。

大浴場がある宿舎では、ゆっくりお風呂に入る人も多いです。

相部屋の人は、ルームメイトと親交を深める時間にもなります。

就寝

朝が早いため、23時~0時までには寝るようにしましょう。

合宿免許の全体の進行イメージ

合宿免許に入校してから卒業するまでの全体の進行イメージは以下の通りです。

入校日

合宿免許初日は以下のような流れで進めていきます。

集合

指定された時間・場所に集合します。

集合時間には、絶対に遅れないようにしましょう。

集合場所から送迎バスなどで教習所に行く場合もあるので、遅刻すると乗り遅れてしまいます。

また、他の教習生に迷惑がかかるため、集合時間には余裕を持って、遅くとも15分前には着くように行きましょう。

また、同じ場所にいくつもの教習所のバスが来ている場合もあるため、乗り間違えないように注意しましょう。

入校手続き・入校説明

教習所に着いたら、まず必要書類をスタッフに渡し、入校手続きをします。

その時に教習所や宿泊施設の説明やルール、教習の受け方などについて説明があります。

特に宿舎のルールはよく説明を聞き、頭に入れておくようにしましょう。

適性検査

適性検査では、視力検査と聴力検査、色彩識別検査などの身体能力検査の他に、運転する際の判断力や、運転に影響を及ぼす性格的傾向を検査する「運転適性検査」というのもあります。

特に、視力検査で基準に達しない場合は入校できないので、眼鏡やコンタクトレンズを使用している方は、忘れないようにしましょう。

その際、度入りのサングラスやカラーコンタクトレンズは許可されない教習所もあるので、注意が必要です。

先行学科

学科教習や技能教習を受ける前に、「先行学科」というものがあります。

ここでは、運転者としてのモラルや安全運転の心構え、交通規則の遵守に関してなどを学びます。

先行学科を受講せずに、次の第一段階の教習を受けることはできません。

第一段階

第一段階は、学科で基礎的な知識、技能で基礎的な運転操作を学びます。

学科

第一段階には、10時限の学科教習があります。

基礎的な交通法規やルール、信号や標識など、公道を運転するための基礎知識を学びます。

特に、安全運転と歩行者優先の考え方が大きな前提です。

運転技術の知識的なことも頭に入れておきましょう。

また、運転免許制度や交通違反通告制度などについても学びます。

技能

教習所内のコースにおける、車の基本的な操作から、安全運転のための運転技術が課題です。

普通車ATは、最短で12時限の教習があります。

車の乗降と運転姿勢から、発進と停止、加速と速度調節、カーブや曲がり角、坂道、バック、S字とクランク、標識や信号に則った走行、交差点の通行と右左折、踏切など、たくさんの課題があります。

集中して取り組み、単位を落とさないようにしましょう。

仮免許試験

第一段階の教習が終わったら、いよいよ仮免許試験となります。

効果測定

第一段階の学科教習が終わったら受ける、学科の模擬試験です。

第一段階で学んだ内容が全範囲にわたって出題され、ほとんどの教習所で50点満点中45点を取らないと合格になりません。

これに合格しないと、みきわめを受けられないことになります。

みきわめ

第一段階の技能教習の最後の教習にあたります。

第一段階で習った技能を全て復習します。

ここでは「良好」と「不良」で合否判定され、「不良」の場合、修了検定を受けられません。

「良好」と判断されるまで、できなかった項目の補習を受けることになります。

修了検定

第一段階における技能試験です。

ほとんどみきわめと同じ内容になっています。

減点方式で採点され、100点中70点以上取らないと、合格になりません。

不合格の場合は、補習を受けます。

修了検定に合格しないと、仮免学科試験を受けることができません。

学科試験

修了検定に合格した後で受ける学科試験です。

〇×式の選択問題で、50問あり、45問以上正解しないと合格できません。

これに合格しないと、第二段階に進めないということです。

第二段階

実際に運転する際に必要となる技術や知識を学び、路上での経験を積みます。

学科

路上を運転する際に起こり得る、様々な状況に対応した運転知識と安全運転を学びます。

16時限あり、そのうちの1時限はセット教習(危険予測ディスカッション)となります。

応急救護、適性検査に基づく行動分析などもあり、より実践的な内容です。

技能

助手席に指導員が乗り、路上を運転します。

普通車ATは最短で16時限の教習があり、そのうち2時限がセット教習(危険予測と危険回避)です。

信号や標識などに従った運転、交差点の通行と右左折、駐停車、進路変更、縦列駐車、高速道路などの課題があります。

卒業検定

第一段階と同じく、効果測定とみきわめに合格すると受けられる試験です。

この卒業検定に合格するまでが合宿免許の期間となります。

教習所内のコースと路上の両方を使い、所内では縦列駐車など、路上では基本的な運転を行います。

修了検定と同じく、100点満点からの減点方式で70点以上取らないと合格できません。

これに合格するまで、合宿免許は終わらないことになります。

合宿後

卒業検定に合格して合宿が終わった後、住民票のある地域の運転免許センターで本免許学科試験を受けます。

本免許学科試験

1問1点の文章問題が90問と、1問2点の危険予測問題が5問出題され、90点以上で合格となります。

合宿免許で卒業検定に合格してから1年以内に受けないと、技能試験の免除がなくなってしまうため、早めに受けましょう。

免許証交付

本免許学科試験で合格したら、その場で運転免許証が交付されます。

これで、晴れて車の運転が可能になります。

合宿免許は集中して最短で取ろう!

合宿免許でのスケジュールの例と、1日の流れ、全体の進行イメージをお伝えしてきました。

合宿免許は、最短14日間で免許を取得するカリキュラムです。

スケジュールがタイトであることに加え、1つでも不合格になると、延泊することになります。

ストレートで合格し卒業できるように、一つひとつの教習に全力で集中して、最短で取れるように頑張りましょう。

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